体を守るために知っておきたい避妊の基礎知識|緊急避妊薬専門ラボ

 

戦後の日本は第一次ベビーブームでは子供が年間に270万人、そして第二次ベビーブームでは210万人、それ以降は緩やかな減少を繰り返しながら、2016年にはとうとう一年間に生まれて来る子供の数は100万人を切っています。

そのような少子高齢化の中でも、驚くべき事に一年間に約20万件の中絶手術が行われています。

あまり知られていない事ですが、日本人の死亡原因の上位に人工中絶による手術が多い事は見過ごすことが出来ません。

人工中絶に至るまでには、それぞれの女性の事情なり、理由があるはずです。ただ、その理由の中には正しい避妊の方法を知らなかった、あるいは避妊に失敗したという事例も多いのではないかと思います。

人工中絶は女性の心と体に大きなな負担を与えます。例え、中絶に至ったとしてもその後の正しいケアを行えば体は回復しますが、心の傷が癒えるまでにはかなりの時間を要する事は容易に想像できると思います。

女性が自身が望まない妊娠を避ける為にも正しい避妊の方法を知っておくことは必須ではないかと私は考えています。

人口中絶って10代や20代が多いと思っていませんか?意外に多い40代、50代の中絶!

悩んでいる40代女性

中絶と聞くと、まだあまり知識が少ない10代、20代に多いように感じますが、実際はそうではありません。意外と多いのが40代、50代の中絶なんです。

何故、その年齢になって中絶を行うかと言いますと既に結婚していて、子供がいる家庭で思いがけず子供が出来てしまったというケースがあるからです。

私たちが避妊と聞いてまず思い浮かぶのは、もっとも手軽で簡単に出来るコンドームの装着による避妊です。

実際に若い方でも、年配の方でもコンドームを常用している方は多いと思います。でも、まず知っておきたいのはコンドームによる避妊は100%ではないという事です。

破れたコンドーム

何故、コンドームによる避妊が100%ではないと言い切れるかと言いますと、間違った使い方をしているというのがまず上げることが出来ます。

何が間違っているかと言いますと、射精する前にコンドームを装着すれば大丈夫だという認識を持っている男女が多いという事です。

実際は、膣の中に挿入した段階でコンドームを装着していないと、精液が膣の中にもれてしまうという事実があります。

また、一つのケースとしてセックスの最中にコンドームが破れてしまい精液が膣内に射精されて、結果として妊娠に至るという場合もあります。

特に年配の方にはコンドームに対して間違った認識を持っている人が多いように感じます。また、今までの経験からコンドームを付けていたら大丈夫だろうという甘い考えもあるようです。

その結果、性行為の最中に破れてしまって膣内で射精をした結果、妊娠に至るという事もあります。

40代、50代と言うと多くの場合は子供がある程度成長して中学生や高校生、大学生になっている場合だってあるかもしれませんね。

教育費や家のローンを抱え、今更子供が出来てもとても育てて行くことが出来ないと、子供を生むことを諦めてしまう御夫婦も多いようです。

経済的な理由ばかりではなくて、その年代で子供を生むという事はかなりの高齢出産になるので母体に与える影響はかなり大きくなります。

また、高齢出産の場合は、今の自分たちの年齢を考えて、子供が成人した時の自分たちの年齢なども考慮に入れて子供を諦めてしまう場合も多くあるようです。

避妊にはコンドーム以外にも様々な方法がある!

コンドーム以外の避妊方法

日本人で最も多く使われている避妊の方法はコンドームによる避妊だと思いますが、それ以外にも色々な避妊の方法があります。

避妊の方法によっては女性主体の避妊の方法だって存在します。

また、避妊の方法によっては、その人の性格に合っている、合っていないなど性格によっては適合しない避妊方法だって存在します。

ここでは、色々な避妊の方法についてお伝えしていきます。まずは、男性主体で行う事が出来る避妊の方法についてお伝えしていきます。

コンドームを使った避妊

コンドームを使った避妊は最も一般的な大抵の男性であれば使った事がある避妊の方法です。

メリットとすれば比較的安価でどこでも手に入れる事が出来ると言う点です。デメリットとしては、安価なコンドームになるほど破れやすい事、着用するのは男性主体になってしまうことです。

また装着するタイミングによってはいくらコンドームを付けたとしても、避妊の効果を発揮出来ない場合もあります。

パイプカットを使った避妊

パイプカット手術

これは男性が手術を行う事によって避妊をする方法です。どんな手術かと言いますと、睾丸で作られた精子を尿道に送る役割をする「精菅」を手術によって切り離します。

それによって、精子を含まない精液を出すようになります。精子自体が含まれなくなるので、妊娠を考えていないと考えているカップルや夫婦などに向いています。

メリットは一度手術をしてしまえば、膣内で射精をしたとしても妊娠する確率はゼロになるという点です。

デメリットは手術費用がかかる、男性の体に負担を与えるという点です。次に女性主体で行うことが出来る避妊の方法についてお伝えしていきます。

低用量ピルを使用した避妊

色々な種類の低用量ピル

女性主体で行う避妊の方法で最も確実に避妊が出来るのは低用量ピルを使った避妊の方法です。

毎日決められた時間にピルを服用する事で、高い確率で避妊を行う事が出来ます。低用量ピルを使った避妊のメリットは高い確率で避妊が出来るという点です。

デメリットは毎日決まった時間に服用しなければいけない事、そして個人差がありますが何らかの副作用が起こるという点です。

薬物添加IUS(ミレーナ)を使用した避妊

ミレーナ

ミレーナと言う言葉自体、聞き慣れていない、あるいは初めて聞くという人は多いと思います。

どういう方法かと言いますと、子宮内に薬を塗った小さな器具を設置する事で妊娠を防ぐ避妊方法です。この方法を使うと、一度、子宮内に器具を設置すると約五年間は避妊が出来るという方法です。

メリットは比較的長期間避妊が出来るという点です。

デメリットはいくつかありますが、出産を経験していない女性の場合、子宮口が狭く器具を挿入しにくいという点。

次に費用の問題です。一般的な産婦人科の場合であれば相場が7万円~9万円になります。

オギノ式(基礎体温法)による避妊

オギノ式

この方法はかなり古い避妊の方法です。昭和初期に産婦人科医によって考案された避妊の方法です。

基礎体温を毎日計って、排卵日を予測します。予測した排卵日付近には性行為を避けるといった避妊方法です。メリットは、避妊具を使わないという点です。

デメリットは毎日基礎体温を計らなければいけない点と女性の体は日によって変化するので排卵日が変わってしまい、正確な排卵日の予測が難しく、確実に避妊が出来ないと言う点です。

その二つの理由から最近はオギノ式を採用する女性は減っていると言われています。

緊急避妊ピル(ノルレボ)

ノルレボ

これは別名「モーニングアフターピル」あるいは「アフターピル」と言われる緊急避妊薬を使った避妊の方法です。

避妊に失敗した、あるいは元々避妊していなかった場合などに緊急避妊薬を服用して避妊を行う方法です。性行為を行った後、72時間以内に服用する事で望まない妊娠を防ぐ事が出来ます。

数年前までは服用後に副作用が多かった緊急避妊薬ですが、現在、アフターピルの主流となっているノルレボですが、副作用が今までの緊急避妊薬と比べて格段に少ないというのがメリットです。

ノルレボの詳細は以下からご覧いただけます。

性行為を行ってから時間が経てば経つほど避妊率は落ちていきますが、72時間以内であれば高い確率で避妊を行う事が出来ます。

デメリットは病院での診察や処方には保険が適用されず高額になるという点です。

備えあれば憂いなしという言葉があるように通販で緊急避妊薬を手に入れる事が出来るようになっているので、万が一の場合に備えて手元に置いておくと安心出来ますね。

特記事項
ここまで、私たちが出来る避妊の方法についてお伝えしてきました。 でも、一つ注意しなければいけない事があります。 どの避妊方法を採用するにしろ、100%避妊できる方法はないという事です。 これは妊娠を望まない女性がきちんと頭に入れておかないといけない事です。

いくつかの避妊方法を組み合わせて避妊成功率を上げる

避妊方法の組み合わせ

ここからは、いくつかの避妊方法を組み合わせて行う事により避妊の確率を上げる方法についてご紹介していきます。

まず知っておきたい事は、避妊の方法はいくつかありますが、単体で行うよりもいくつかを組み合わせた方が避妊の確率が断然上がるという事です。

知っておいて損はないと思います。どんな組み合わせがいいかを順を追ってお伝えしていきます。

絶対に妊娠したくない女性向けの最強避妊の組み合わせ

避妊方法の組み合わせ

まずは最強レベルの避妊方法についてお伝えしていきます。この方法は絶対に妊娠したくない女性向けの方法になります。

これは3つの避妊方法を組み合わせる方法です。

  • まずは低用量ピルを毎日服用します。
    次にミレーナを子宮内に挿入します。
    最後に男性にはコンドームを装着してもらいます。

男性によってはコンドームを装着すると違和感がある、快感が少なくなる等の理由で嫌がる場合もあります。その場合は、パイプカットをするのがオススメです。

中間レベルの避妊方法について

中間レベルの組み合わせ

妊娠を望んではいないけれども、もし出来てしまったら自然に任せて子供を産んでもいいと考えている場合は、それほど神経質にならなくてもいいと思います。

オギノ式を使って毎日基礎体温を測り、排卵日を予測して、その辺りには性行為を避けるようにします。そして、男性にはコンドームの装着を促します。

膣外射精について

若い男女の間では膣外射精すれば妊娠しないという間違った認識を持っている方も少なくありません。でも、膣外射精をしていた結果、妊娠してしまったという避妊の失敗例はいくつでもあります。

膣外射精は妊娠する確率が非常に高いので、妊娠したくないカップルにはあまりオススメ出来ない避妊の方法です。

まとめ~女性が知っておきたい低用量ピル・緊急避妊薬

低用量ピルの知識

低用量ピルは病院で処方してもらう場合、保険適用外であるため、ピルを処方してもらう度に高額の料金が発生します。

しかし、メリットを考えると女性が自分で自分の体と心を守る方法でもあるんです。

正しい服用方法を知ることで避妊の成功率を高めることが出来るのはもちろんの事、生理不順の改善やニキビの改善、生理前症候群などの改善にも役立ちます。

また、アフターピルも普段から手元に持っておくことで、避妊に失敗した場合でも精神的な安心にも繋がります。

避妊に関してはどうしても男性任せになってしまうカップルが多いのが現状です。でも、避妊は二人で行うものです。

男性任せにしておいて、もし避妊に失敗してしまったら辛い思いをするのは女性の方ですし、体に大きな負担を強いるのも女性の方なんです。

女性が自分の体に今以上の関心を持つ事で自分の体は自分で守るという意識も強くなりますし、男性にもその事が伝われば笑顔で毎日を過ごすことが出来ます。