アフターピルを初めて服用する際に心配なのはやはり副作用ですね。薬である以上、どんな種類の薬を飲んでも副作用は避けて通ることは出来ません。
一般的にアフターピルを飲んだ時に出る副作用は頭痛や吐き気など軽度のものが多く、24時間以内に収まると言われています。
でも、薬なので個人差があるのも事実です。
もし、アフターピルを飲んでから強い副作用が出たらどうすればいいのか?副作用が出た場合、いつからいつまで続くのか?
そんな心配は初めてアフターピルを飲む場合は誰でも不安に感じると思います。
ここでは、アフターピルで副作用が出た場合にいつからいつまで続くのか?どんな症状があるのか?アフターピルの種類によって副作用の出方は違うのか?そんな副作用に関する疑問をまとめてお伝えしていきますね。
アフターピルを服用する前にひと通り副作用の事のついて知っておくことによって、正しい対処が出来るようになると思います。
アフターピルの副作用っていつからいつまで続く?
アフターピルを服用した後、副作用はいつ頃出て、いつまで続くのか?という事はどんな方でも気になりますよね。
具体的にお伝えしていきますね。
アフターピルを服用した後、どれくらいで副作用が出るの?
服用してから24時間以内に副作用が出る場合がほとんどです。
誰でも副作用が出るという事ではなくて、個人差があります。もちろん副作用が全く出ないという女性もいます。
副作用が出ない場合は、とくに体調に変化はありません。また、副作用が出ないからといって避妊の効果がなくなっている訳ではありません。
副作用が続く時間ってどれくらい?
基本的には薬による副作用が出てから24時間以内に収まる事がほとんどです。ただ、アフターピルにも色々な種類があります。
飲んだアフターピルの種類によっては、避妊に失敗したと分かってから72時間(3日)以内にアフターピルを服用して、さらに12時間後に2回目の服用をしなければならないことがあります。
二回連続でアフターピルを服用した場合は、二回とも副作用が出る可能性があります。もし、二回飲んで二回とも副作用が出た場合は、それぞれ24時間以内に、その副作用は収まると考えて下さい。
アフターピルの副作用ってどんな症状がある?
アフターピルを服用した後に起こる主な副作用は吐き気や嘔吐などの症状です。
その他の症状としては、下腹部痛や頭痛、だるさ、下痢などの症状が出る場合もあります。それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。
アフターピルの副作用①吐き気について
アフターピルは体内の女性ホルモンの量を急激に変化させる薬です。その為に、体内でホルモンバランスが急激に変化する事で吐き気がおこりやすくなります。
特に空腹の状態でアフターピルを服用すると吐き気が起こりやすくなるので注意が必要です。吐き気が24時間以上続くことは稀ですが、24時間以上続くようであれば、医師に相談してください。
アフターピルの副作用②嘔吐について
吐き気が続いて、その後に実際に嘔吐してしまうこともあります。
アフターピル服用後二時間以内に嘔吐してしまうと、せっかく飲んだアフターピルの成分も一緒に吐き出す事になります。
その場合は、再度アフターピルを飲み直さなければいけないという二度手間になります。そうならない為にも、食事の後に服用する、就寝前に服用する等の工夫が必要になります。
アフターピルを服用して副作用が出る確率はどれくらいある?
アフターピルは色々な種類の薬があります。服用するアフターピルによって、副作用の出方も違ってきます。
薬も数年前と比べるとかなり進化してきており、副作用も減ってきています。現状では、ノルレボなら10%程度、ヤッペ法は50%ほどで副作用が出現するといわれています。
一番最初にアフターピルを処方してもらう際には、自分の体調に合ったアフターピルを処方してもらう事が必要です。
アフターピルを服用するとどうして副作用が出るの?副作用が出るメカニズム
ここでは、アフターピルを服用するとどうして副作用が起こるのか?副作用が起こるメカニズムを分かりやすくお伝えしていきます。
簡単に言ってしまうと、アフターピルによって起こる副作用は、薬の成分が女性の体内にある女性ホルモンを急激に変化させることで起こります。
アフターピルの成分には女性ホルモンが含まれており、妊娠を防ぐためにホルモンバランスを変えて、人工的に女性ホルモンのひとつである『黄体ホルモン』の分泌を促します。
薬の効果がなくなっていくと、脳は「黄体ホルモンの分泌が少なくなったから、妊娠期ではない」と誤認し、体が妊娠しにくい状態になります。
こうして薬によって人工的に生理が起こるメカニズムと同じ状態にすることで、妊娠を防ぎます。このように人工的に生理を起こす為に体がびっくりして副作用を起こすという事なんですね。
副作用が出てから24時間経っても収まらない場合の対処法について
アフターピルを服用する事で起こる吐き気や嘔吐などの症状は、基本的には24時間以内に収まると言われています。
ですから、服用してから1日で治まるようであれば、とくに心配する必要はありません。
もし、一日以上副作用が続く場合は、他の疾患があったり重度の副作用であることも考えられます。そのような場合は、アフターピルを処方してもらった病院に相談して下さいね。
アフターピルを服用した後に起こる重度の副作用について
アフターピルを服用する事によって、血管内の血液が固まってしまうケースが希にあります。
それにより血管内に『血栓』が形成され、循環系における血流が閉塞する『血栓症』を起こる場合があります。ただ、これレアケースで確率的に言うと非常に低い確率です。
アフターピル服用後、重度の副作用が起こった場合の対処法
アフターピルを服用した後に希に以下のような症状が現れる場合があります。その場合は直ちに服用を中止してクリニックに足を運んで下さい。
例えば、以下のような症状が出た時は無理は禁物です。
胸痛
激しい頭痛
四肢の脱力感や麻痺
視力障害等
また、血栓性静脈炎、肺塞栓症、乳がん、子宮内膜がんや重度な肝障害がある方などがアフターピルを服用する事は厳禁です。
また、元々何らかの持病がある、過去に大きな病気になった事がある場合は必ず薬を処方してもらう前にドクターに伝えましょう。
まとめ~アフターピル服用後に起こる副作用はいつからいつまで?
アフターピルは、性行為をした時に避妊していなかった、あるいは避妊に失敗した時に後から対処する方法です。
副作用が出たとしても24時間以内には収まる事が大半ですし、副作用が全く出ない人も珍しくありません。それほど安全性が高いのがアフターピルです。
妊娠を望んでいない場合は、アフターピルを適切に使用し、避妊するようにして下さい。